PAJEROのねぐら

旅行記や撮影日記が中心です

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ばんえつ物語号の撮影

普段はC57 180号機の牽引で走るばんえつ物語号ですが、5月のばんえつ物語号は、C61 20号機が充当される事になりました。
現役時代には特急も牽引していた本線用の大型蒸機が本気で走る所が見られる、となれば、一度は見に行きたいのが人情というもの。

我が家のかぁちゃんにも声をかけたら、家族で行こう、と言うことになったので久しぶりに家族で東北方面に出かけてきました。

朝4時に自宅を出発。5月も後半になると日が出るのが早くて、東北道に乗る前に東の空が明るくなりました。郡山ぐらいまでずっと眩しいんだよなぁ(^_^;)

会津若松ICを降りたのが7時ぐらい。この辺りに車で来るのも実に久しぶり。
先ずは喜多方を目指します。朝から喜多方ラーメンを食すのです。

目指すのは喜多方市役所の近くにある"まこと食堂"。喜多方ラーメンの超有名店の一つです。最近東北から足が遠のいていたので、実に5年半ぶり。

久しぶりに食べた喜多方ラーメン、美味しかった〜〜♪
到着したのは開店直後の7時半だというのに、駐車場は残り一台。そして、開店直後だというのに既に食べ終わって出てくる方もいらっしゃいました。なんでも、7時ぐらいから準備ができ次第お店開けるんだそうです。
昼間だと1時間待ちは当たり前、2時間待ちもざらにある人気店。並ばずに入る事ができるので、やっぱり朝ラーはやめられません。

この後、ちょっと買い物をしてから、上野尻駅近くの撮影地に。
荻野から尾登まで磐越西線沿いに向かう道が通行止めになっていたので、阿賀川対岸の道に迂回。
普段よく行く荻野駅そばの撮影地を通り過ぎたんですが、朝9時半の段階で既にハスキーの5段*1が立っている有り様。
やっぱり同業者多いなぁ...
撮影地において、最前列が三脚で埋まってしまうと、あとから来た人は後ろに逃げて高さを稼ぐしかなくなります。
前列に陣取った人の頭より高いところから撮影する様を俗に"空中戦"と呼ぶことも...

普段であれば一時間ぐらい前に来ても余裕な撮影地なので、異常な混雑っぷり。やはり、普段はここに来ない機関車が走るとなると、人出がものすごいですね。
人のことは全く言えません

川沿いの道は行き違いに躊躇うほど狭い道でしたけど、すぐとなりを阿賀川が流れているといういい眺め。山間の川なのに流れがゆったりしていて、あまり流れている感じがしない日本離れした風景だなぁと。

撮影地の細田新田踏切に到着したのが10時ちょっと前。車を止める場所も無事に確保。
到着直後にやって来たのは


D700+AF-S ED70-200/2.8G ED VRII
キハ40。なぜか、どうしたわけか後追いしかまともに撮影が出来ない...orz*2

そうは言っても、ご覧のとおりのコンディション。背後には残雪の飯豊連峰、水田には水も張られ、天気は快晴。これ以上は無いコンディションに恵まれました。

さて、この列車のおかげで随分と構図のイメージが湧きました。
実は、この撮影地の最大のネックは、下の写真にも写っている、線路端の柱。

コレを入れない様にするには、ある程度の望遠で回避が出来る…けど、今度は上下をどこまで入れるかが問題に。
普段ならば問答無用で下の水田を切ってしまうんですが、せっかく水が入ってる水田を生かさない手は無いので、悩みどころ。上は上で、煙がどこまで立つかは本番までわからない。
悩みに悩んで構図を決定したけど、さてどうなる事やら。

本番まであと一時間を切ったあたりで、観光バスが登場。別に観光地でもなんでも無い、農道に毛が生えた様な所に何事かと思ったら、東京の方から来られた写真教室の撮影ツアーだとか。
収容力の有る撮影地だからなんとかなったけど、既に一杯だったらどうするつもりだったんだろ?

12時15分位、ほぼ所定の時間でばんえつ物語号が現れました。


8226レ
D700+AF-S 70-200/2.8G ED VRII
重厚な汽笛の音と共に現れたC61牽引のばんえつ物語号。
このヘッドマークは落ち着いた雰囲気で素敵でした。
問題はこの黒煙で、通過直後の匂いといい、明らかに重油バーナーで色づけしてます(^^ゞ
もうちょい煙が薄い方が好みなんだけどなぁ…
試運転の時は煙が薄かったらしいので、カマの調子が悪くて煙が黒い訳ではないみたいで一安心。

言いたい事は色々あれど、大型蒸機の本気の走りが納められて大満足。
ゆるゆると撤収をして、一旦道の駅でお買い物。
朝ラーが効いたのか、家族みんなお腹は一杯だったのでお昼ご飯はスキップ。
返し便の撮影地を求めて、以前も何回か来た事がある松野の踏切へ。ここも人気の撮影地ではあるけど、普段ならば一時間ぐらい前に来れば十分な場所…なのに、こちらも既に空中戦。コリャあかん。
仕方がないのでメジャーどころでの撮影は諦め。上り列車の定番撮影地である、一の戸川橋梁で後追いを撮ることにしました。

流石にこの時期はガラガラだったので、一ノ戸川沿の未舗装路をほんの少しだけドライブ。

コーヒーを淹れたり、のんびりとした時間を楽しんで、子供たちはサンダルに履き替えて川に足まで入って遊んでいたら…
ふと気がついたら大量の毛虫が。

それも、地面だけならまだしも、川の水面にまで。
水面を毛虫が流れてくる様は初めて見ました。

なので、逃げるように撤収して、鉄橋が見えるところに移動。
ここも道路に毛虫がいっぱい...だけど空から降ってこないだけまだましか(^_^;)

待つこと約30分でばんえつ物語号がやって来ました。


8233レ
D700+AF-S 70-200/2.8G ED VRII
きれいなトラス橋の上を走る大型蒸機の後追い。コレはコレでサマになります。光線状態も素敵でした。

本日の撮影も無事に終わったので、喜多方に寄ってチョイとお買い物。
今日は素泊まりの宿に宿泊なので、夕飯も食べて行きます。
子供たちはガストがいいとか焼き肉がいいとか散々言ってましたが、折角喜多方まで来てるのに、それはイヤ〜〜
ということで、子供たちを宥めてすかして夕飯はこちらに来ました。

喜多方ラーメン発祥の地、源来軒。こちらも昼間は行列ができる人気の店なんですが、夕方は流石に空いてます。
醤油ベースのあっさりとしたラーメン、こちらも大変美味しゅうございました。

夕飯も食べたし、今夜の宿泊地の桧原湖畔を目指します。
市街地から車で約30分。途中の道で見た夕日がとても綺麗でした。


D700+AF-S ED300/2.8DII

明日も天気が良いといいな♪
宿泊したホテルは露天風呂こそ無いものの、源泉掛け流しの大浴場があって大変気持ちのよい宿でした。


子供たちが寝たあとのお楽しみ。
喜多方で買ってきた日本酒と馬刺し。スーパーで買ってきたんですが、どちらも大変美味しくて満足。
いい気分になったところで。。。zzzZZ

*1:三脚の名前。高さがとっても高いんです

*2:上の写真は大幅にトリミング済み

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