PAJEROのねぐら

旅行記や撮影日記が中心です

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さよなら!京阪3000系

1月に撮影をしに来た京阪3000系ですが、今日は乗車するために行って来ました。
我が家がわざわざ電車に乗るために大井川にやってくるのは大変珍しいんですが、京阪3000系に確実に乗車できるのが今日が最後となれば行くしかありません。

昨年の12月にさよならツアーの申し込みをした時には、15分電話をかけ続けてようやくつながる程電話が殺到、一時は予約をとるのを諦めかけたほどだったんですが*1、これもまた大変珍しい経験でした。
どうしたわけか息子が大変気に入っている京阪3000系、確実に乗車できる機会を確保したいのでなんとか予約を確保。

さて、時間をちょっと巻き戻して2/8(土)の事。関東近辺は近年稀に見る大雪に見舞われて、更に悪いことには翌日未明まで降り続くという予報が...orz
中央道や関越、そして新東名など関東近辺の高速道路は早々に通行止め。そんな中、東名だけは最後まで通行止めにはならずにいました。

翌朝チェーンを巻くのは大変なので前の晩にチェーンを巻きに行ったら、既に車の周りは20cm位雪が積もってました。
逆に車の下には雪がなくてレベル差があったので悪戦苦闘。こんなことならもっと早く巻いておけばよかった(^^ゞ

さて、一晩開けて。出発予定を普段より一時間早めるために3時半に起床。念のため通行止め情報を確認したら、東名だけは未だに通行止めになっていない。だとすれば、東名に乗りさえすればなんとかなると、出発したのは4:20頃。
案の定、五日市街道や井の頭通りはすごい雪!いくらブリヂストンのA/Tタイヤとは言え、チェーン無しではとても走れません。
でも、環八まで辿りついたら雪は殆ど無くなってきたので助かった〜
どこかでチェーンを外したかったんだけど、オーバーパスが凍ってたら危ないので、東名の入り口まではチェーンを外さないことに。ガタガタガタ...

途中で念のため東名の交通情報を確認したら...東京IC→東京料金所 事故による渋滞 2時間以上*2と出ててびっくり。どうやら、大型車数台が絡む事故が前日の16時頃に東京料金所の手前で発生して、その影響だとか。

東京ICに差し掛かった時点で時間は5時。そんな激しい渋滞に付き合う理由は全く無いので、国道246号線から直接乗れる横浜青葉ICまで行くことに。大通りだけで行けるので、雪が少ないことも期待できます。

多摩川を渡る橋にも雪は無く凍結もしていなかったので、これならもう安心と退避スペースを見つけて路肩に停車。
早速チェーンを外しにかかって、右後輪はすぐに外せ、左の後輪が...あれ?外せない(T_T)
チェーンの緩め止めのラッチが凍りついたのかレバーをいくら押してもビクともせず。5分ぐらい格闘して、ようやく外れてくれました。
いやぁ、焦った焦った。最悪チェーンを一コマ切断することも考えたので、そうならなくて済んで本当に良かった(^^ゞ

そこから横浜青葉ICまでは5kmほど。向かっている途中、雪が残っている所で大型のトレーラーが道の端っこに停車してました。
運転手さんは乗ってるし、チェーンも巻いてるのになぜだろうと思ったら、そのちょっと先で昨日の間に乗り捨てられたと思しき車が千鳥状に止まっていて、なるほど、この隙間を塗って走るのはトレーラーだと無理だなぁ。
何箇所かで路面に雪が残ってるところもありましたが無事にクリア。ようやく横浜青葉ICが見えてきた時は本当にホッとしました。
東名は沼津まではチェーン規制という事にはなってましたが、やはりほとんど雪がなくて助かりました。
途中、チェーンを巻いて走ってるトラックを追い抜いた時に、タイヤ辺りから火花が上がっているのが見えてビックリ。
路面とチェーンとの摩擦で火花が散るんですねぇ。初めて見ました。

御殿場JCTで新東名への分岐側を見たら、まるでスキー場のゲレンデのような状態になってました。除雪の労力を東名に集中させたんでしょうか*3?この辺りでこんなに雪が降るなんて滅多にないもんなぁ...
御殿場JCTから裾野IC近辺まではまだ路面にも少し雪が残っていたかな?

裾野ICを過ぎた辺りで上り線を見てみると、裾野への最後の上り坂を先頭に渋滞してました。雪が多少残っていたからだと思うんですけど、軽く20kmぐらいは繋がってたと思います*4。ほとんどがトラックだったのが印象的。渋滞の最後の方に捕まってると一体何が原因で渋滞してるかわからないだろうなぁ、これは。


途中の由比PAで見かけた富士山。昨日の天気が嘘のような青空でした。

ものすごく久しぶりに焼津ICで東名を降りて、これまたお久しぶりな藤枝PBへと向かいます。路面は多少濡れているものの雪は全くなく、さっきまでの道路状況が忘れるようです。
8時半頃に、大井川鐵道の大代川側線に到着。自宅を出てから約4時間。路面状況が大荒れだった割には、意外と早く到着出来ました。


大井川鐵道の大代川側線。貨物や車両の搬入・搬出にも使われている側線ですが、過去に使用していた車両も置かれています。
この機関車はC11 312号機。昔はここで走っていた機関車でしたが、諸事情によりボイラーをC11 227号機に提供しました。なので、このボイラーとか煙突とかはC11 227号機のものです。
煙突だけでいいから227号機のと載せ替えないかなぁ...ブツブツ


奥の機関車はC12 208号機。こちらは大井川での走行履歴はありませんが、大井川鐵道のSLに部品を供給するという大変重要な役割を果たしてきました。
最後にはボイラーをC56 44号機に提供。

こっちも、煙室扉をC56 44号機と入れ替えないかなぁ...ブツブツ

ツアーの受付開始時間に新金谷駅のプラザロコに到着。
受付をし終わったら、新金谷駅での撮影会の時に電車に装着する副票の人気投票が行われていました。

過去3回のツアーの時もどの副票が付いたかは日によって違ったらしく、今回は"ありがとうテレビカー"と"びわ湖連絡"が装着されることに。
δ(^^)が投票した副票も装着されることになりラッキー♪

10時にツアーの集合がかかって、京阪へ乗車。30分ほどホームで発車を待ってから、ツアーの始まりです。

テレビカーの文字も懐かしい...

普段はワンマンの字幕ですが、特急表記での運転。

出発直前にやってきた近鉄16000系。並んだ時に普段は点灯しない通過標識灯を点灯してくださいました。


発車したら程なくお弁当が配られました。包装紙にも京阪が描かれていて、嬉しいような悲しいような...
後で食べることにして、しばし車内の様子を堪能します。

途中、家山駅に停車。


隣に止まっている日本ナショナルトラスト所有の客車や背景に見える山との組み合わせも今回が見納め...
停車時間はわずかに3分でしたが、ちょっとした撮影会に。

終点千頭駅に着いたらすぐに転線が行われて撮影会の開始です。人数が集中しないようにA班/B班に分けての撮影会でしたが、一班40人ぐらいの撮影会だったので混みすぎることもなく。
大変楽に撮影が行えました。夜汽車と違って三脚を持ってる人が少ないのも大きいかな?


副票が色々と差し替えられて、最後に副票無しの状態になりました。雲が多い空模様でしたが、薄日がさすタイミングもあってラッキー♪
こちら側の鳩のマークは失せ物になっていたらしく、今回は京阪電車さん全面協力の元、復活させたそうです。



ここでも、近鉄16000系と一緒に撮影することが出来ました。


本日撮影に使われた副標一式。


千頭駅の標識とともに。

定期便のSLがやって来てしばらくしたら、千頭駅の出発です。この転換クロスシートの車両に乗るのもこれで最後なんだなぁ...
子供たちはずっと運転席の後ろでかぶりつきをしていたようです。

新金谷に戻ってきたら、最後の撮影会。まずは金谷方の撮影から。最初は副票なしの状態から撮影開始。


左が南海の21001系ズームカー。右が近鉄の16000系


ここで、人気投票で一位と二位になった副票がそれぞれ取り付けられます。これは二位。δ(^^)も投票した副票です。


こっちが一位でした。


途中で最終回送の副票も装着されて...



最終日だからということで、特別にリクエストを受けていただけました。いろんなリクエストが出ましたが、最終回送とびわ湖連絡の副標を装着していただけました。


入れ替わって、千頭方の撮影を行います。
金谷方の先頭はずいぶんとズレてましたが、こちら側がピッタリ揃っていました。全部20m車だと思ってたんですが、実は違ってたんですね。
こうやって見比べてみると、京阪の背の高さが際立ちます。


最後に、金谷方で再度行われたリクエストの副票がこちらにも装着。
この組み合わせもちょっと見てみたかったので大変満足。

合計40分ほどの撮影タイムもあっという間に終了して、これにて解散となりました。

この後3日ほど普通運用につく機会もあるようなんですが、さすがに我が家は来られません。
これで大井川の京阪3000系とお別れです。大変寂しくなるんですが、これも時の流れで仕方がありません...

さて、撮影会で一時間ほど表にいたのでさすがに冷えました。
朝の疲れも出てきたので、ちょっと山の方に戻って川根温泉ふれあいの泉に行くことに。この前温泉に入れなかった娘は温泉行きに大喜びしていました。

五和駅のそばを走ってる時にちょうど返しのSLとすれ違い。C10がもう一度見れて息子も大喜び♪

温泉に浸かってしばらくしたらちょうど17時の鐘の音が響いてきました。もうすぐ夕暮れですね...
のんびりお風呂に入って温まっていたら、目の前の第一橋梁をちょうど近鉄の16000系が通り過ぎて行きました。
そういや、ここのお風呂で電車を見るのは久しぶり。
休憩室で少し休憩してから帰宅の途へ。途中で新東名の看板を確認したら、新清水JCTまでは新東名も開通していたので、そのまま新東名→東名のルートで帰宅。
一日雪がない静岡にいたんで、自宅近辺に雪がまだ山盛り残っててびっくりした〜。
川根路からの所要時間は2時間半ほど。荒天のお陰で普段より早く帰ってくる事が出来ました。

今回、四十数年ぶりとも言われた大雪の中を無事に行って帰ってくることが出来て大変良かったです。

*1:どうやら都/大方面からの申し込みが殺到したようです

*2:その間、わずかに6kmほどしかありません

*3:帰ってきてから情報を見たら、やはりそうだったようです

*4:後で確認したら、裾野IC〜富士IC間、30km4時間以上というこれまたとんでもない渋滞だったようです

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