PAJEROのねぐら

旅行記や撮影日記が中心です

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元旦の大井川鐵道

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、元旦でございます。
元旦と言えば、大井川鐵道では毎年日章旗をつけたSLが走ります。
それだけならともかく、今年は新年早々重連が走ると来たら、行かないわけにはいきません。

なので、大晦日は紅白も見ずにとっとと寝て、元旦の4時半頃に自宅を出発。撮影地が混雑したらいやだからね。
さすが元旦だけあって道が空いていたので、7時半頃に抜里駅近くの撮影地に到着。

途中、大和田駅の対岸を走ってるあたりで友人から電話が来て"今ついた"とのこと。
"エラい事になってる"って言うからもう立錐の余地もないのかと思ったら、あべこべに"誰もいない"だそうで、一安心。まぁ、混んでるよりは全然いい...

撮影地に着いたら、撮影のセッティング...のその前に、折角のお正月だから、と言うことでお雑煮を作る支度。


シングルバーナーがあると、こういうときに大変重宝。餅の焼き網を忘れたのが残念でしたが、ゆで餅にしてどうにかこうにか。


早朝からかぁちゃんがお出汁をとってくれたので、大変おいしいお雑煮でした。
体は温まるし、お正月気分は盛り上がるし、一石二鳥♪

そんなこんなで待つこと約5時間。やってくる電車を撮影しながら重連を待ちます。


D700+AF-S ED70-200/2.8G VRII
元南海のズームカー

D700+AF-S ED70-200/2.8G VRII


D700+AF-S ED300/2.8DII
元京阪の特急車。
好きな車両なのにどうしたわけか相性が悪くて、カメラを構えてないときに限ってやって来る(^^ゞ
ここでの撮影がなかなか出来ていなかったので、こいつは新年早々縁起がいいや。


101レ
D700+AF-S ED70-200/2.8G VRII

F100+AF-S ED300/2.8DII EKTAR100

所定の時間でやってきた重連列車。ここからは隣の家山駅に到着の汽笛が良く聞こえるんですが、そのあたりからテンションが上がってきます。
今までみた重連は全て異形式の重連だったので、同形式どうしの重連を見ることが出来たのは大変嬉しかった。
先頭が190号機というのも個人的にはポイントが高い。

この撮影ポイントを過ぎたら、すぐに18‰*1の上り勾配が待っています。
蒸機にとっては結構な勾配なので、機関車も猛ダッシュして坂に挑みます。とてもいいブラストを響かせて走り去っていきました。

ここで友人と一旦お別れして、川根温泉笹間渡駅から普通電車で千頭まで。
やって来たのは元近鉄16000系の16003F。シートがリクライニングするので、大鐵では一番"あたり"の編成です。

千頭に到着したら、SL列車がまだそのままホームに停まってました。SLがターンテーブルで回るところが見れるので、みのすけ大喜び。

記念写真を撮るだけとったら、一目散にターンテーブルに走って行ってました。勝手知ったる千頭駅だしね。


ターンテーブルで方向転換中のC11190号機。この後すぐに客車を停車位置に押し込みに転線していきました。


同じく方向転換中のC11227号機。
注連飾りはついてるし、てっきり返しは227号機が先頭になるもんだと思っていたら


あら?190号機は客車から切り離されて227号機のお迎えに。


そうして、往路と同じ順番で客車の前に繋がりました。
このまま発車していくのかと思いきや...

発車時間になってから、"C11 227号機のコンプレッサー不調につき重連を取りやめて、227号機は最後尾につなげる作業を行うため一旦客車から降りてください。重連を楽しみにされていたお客さんには大変申し訳ありません"と言う旨の放送が。


なので、急遽入れ替え作業が発生。


227号機を編成の最後尾に連結して、190号機を編成の先頭につなげ直すまで、わずかに4分。さすがに早いですね。列車自体は12分遅れで千頭を発車。
機関車が前後につくことをプッシュ・プルと言いますが、これはこれで結構貴重。
(それに乗ってしまえば、重連かどうかはあまり関係なかったり(^^ゞ)



D700+AF-S ED28-70/2.8D
先頭の客車から見た最後尾の様子。ご覧の通り、SLが一番後ろについています。

遅れの所為か、列車は猛ダッシュで進みます。下泉駅も制限速度ぎりぎりでつっこんでいたんではないかという速さ。
でも、190号機は相変わらずすばらしいブラストを響かせてトンネルを上っていきます*2

下泉を過ぎたら、あっという間に川根温泉笹間渡駅に到着。客車から降りようと思ったら...ホームがない。
長い編成の場合、前の方の客車しかホームにかからないのをすっかり忘れてました。危ない危ない(^^ゞ


ご覧のように、227号機が編成の最後尾で後押しをしています。
SLの前牽き・後押しと言えば"汽車ぽっぽ"の歌でも歌われていましたよね。

発車を見送って新年の大井川の旅も無事に終了。
みのすけが"プラザロコに行きたい!!"と強硬に主張していたので立ち寄ろうとしたら、その間に子供が二人とも撃沈。
朝早かったから、良く今まで起きてたよなぁ...

新金谷駅のそばにあるプラザロコについても、みのすけ達は起きやしない。
仕方がないんで駐車場に止めるのをあきらめた辺りで友人達も到着。話を聞くと、実は家山駅すぐそばの駿遠橋ですれ違っていたらしい。
同じ所に向かうのに、距離は近いけど峠道の国道を経由するか、走りやすいけど遠回りの県道を経由するかの違い。結局、所要時間は5分位しか変わらなかったかな。

みのすけ達は起きそうにもないし、特に用事もなかったのでここで友人達とお別れ。
高速はあちこちで混んでいたからから、延々下道を走って御殿場まで。約2時間半で"御殿場高原 時の栖"に到着。イルミネーション目当ての観光バスとかがいっぱいいてびっくり。

元旦から外出する人たちいっぱいいるんですねぇ(人のことは全く言えません)

夕飯も食べ終わって、裾野ICから東名に乗った瞬間、昼間一緒だった友人から入電。
何事かと思って電話に出たら、友人の車のすぐ前にうちの車が合流してきたとのこと。
これにはびっくり。待ち合わせしてたってここまでのタイミングで落ち合うことはなかなかありません。
突然の再会に驚きつつ、足柄SAで小休止をしてから今度こそ解散。家に着いたのは23時頃になりました。

ご一緒した皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

*1:1000m進む毎に18m上る勾配のこと

*2:大井川鐵道の上り列車は基本的に坂を下っていきますが、何ヶ所か上り勾配があります。下泉駅通過直後もそのうちの一つ

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