PAJEROのねぐら

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急行"きたぐに"撮影記

急行"きたぐに"という列車があります。
今年3月のダイヤ改正までは、定期列車として毎日走ってました。

今までに3回ほど乗車はしたのですが、走行時間帯のほとんどは夜間。なので、乗ると撮れないというジレンマも抱えていました。

運行終了までに一度撮影しに行きたかったのですがなかなか時間が許さず、ついに運行終了の日を迎えてしまいました...


天は我を見捨てなかった

臨時便、かつ10両→7両へ*1と短編成化こそされたものの、当面は多客期の臨時列車として、以前と同じ583系を使って走ることが決定しました。

8月のお盆シーズンにも10日間ほど運転されたので、友人と誘い合わせて撮影してきました。
今回は子供二人も一緒。みのすけは大層楽しみにしておりました。

撮影の前日、8/13の夜23:10に新宿始発のムーンライトえちごに乗車。

  • 新宿→新津 8763M

485系新潟車6両


8763M 新宿発車前

車両は特急形の485系ですが、シートを向かい合わせにすると意外な狭さにビックリ。
途中うとうとしながら、完全に目が覚めたのは長岡駅での停車中。
寝台ではない夜行列車は(数年前に上野→大宮間で乗車した急行"能登"を除けば)今回が初体験。

新津に到着したのが朝4:36。5時間26分で新津着って事は、途中の長時間停車の時間を除くと結構な快速っぷり。

天気は...予報どおりの雨(T_T)

こういうときに限って、悪い予報は当たるもんです...orz
我々が到着する3分ほど前に札幌発のトワイライトエクスプレスが到着してるはずなのに、何故かいない。

到着するはずのホームを見たら、↓こんな表示が。

どうやら、山形県内での大雨の影響で、北方からやってくる"あけぼの"や"トワイライトエクスプレス"に大幅な遅延が出ていたようです。

コンビニで食料を調達してから、タクシーでさつき野荻川駅間の撮影地に向かいます。



2221D
D700+AF-S ED300/2.8DII

立ち位置と構図の確認をするために撮影した始発列車。
5時半の段階では御覧の通り、土砂降りの雨でした。


422M
D700+AF-S ED300/2.8DII

同じ場所で振り返ると、上り列車が撮影できます。先ほどの写真からは小一時間経過して、雨がほとんどやんでくれました。


421M
D700+AF-S ED300/2.8DII+TC-14EII(420mm相当)
"きたぐに"の10分前にやってきた115系普通列車。この段階では雨も上がり、明るさも大分回復しています。
幸いな事にこの列車は6両編成。"きたぐに"より1両短いだけなので、立ち位置、焦点距離共にこれで決定。


8501M
D700+AF-S ED300/2.8DII+TC-14EII
待ち人来る、大阪発新潟行きの急行"きたぐに"
先程より天候が悪化して、露出が厳しくなってしまいましたが、狙い通りの絵が撮影できました。

D700+AF-S ED300/2.8DII+TC-14EII
撮影も終わって撤収準備...を始める直前に再び踏切が鳴り出して、三つ目ライトが見えました。
なんだろうと思ってみてみると、EF510牽引の貨物列車。ひとまず撮影してみましたが、貨車はなんとたったの3両。このアンバランスさがちょっとかわいい。

新潟県内で撮影するのは初めてなので、今回のために色々とリサーチしました。車で行くわけではないから駅から近いほうが良いとか、滅多にチャンスが無いから、万が一にも被りを回避したいので、下り線側から撮れるほうがよいとか、様々なことを考えたんですが、結局この撮影地に決めた一番の決め手は

磐越道の高架下だった事

これなら、雨が降っていても、撮影の時以外は濡れないで待っていられます。

この段階で朝の7時前。個人的には新潟に来た目的達成。と同時に強烈な疲労感が襲ってきました。

さつき野駅まで徒歩で移動。

やって来たのは先ほど撮影したのと同じ、115系の4連。ボタン操作でドアを開ける半自動ドアは首都圏にも増えてきましたが、115系のは重たい扉を手で開けます。これは初体験かもしれない...
みのすけの力で開けるには少し扉が重かったようです。

新潟駅で、駅そばを食べて人心地。

やってきたばんえつ物語号に乗車して、会津若松まで(この写真は山都駅での停車中)。
いつの間にか、牽引機のC57 180号機のスピードメーターが、C61 20号機と同じ電気式のに変更されていた*2のに驚いた。

正直、乗ってしまえばブラストはほとんど聞こえないし、客車の内装が変わってる事を除くとディーゼルカーに乗ってるとあんまり変わらない(^^ゞ
(SL列車に関して言えば、大井川鐵道のおかげでだいぶ贅沢者になってる我が家(^^ゞ)

生ビールがあるのはありがたい。呑み鐵が出来るのも、車移動しないときの醍醐味♪
お弁当も大変おいしゅうございました。新潟発車の時には積んでなかったから、新津で積んだのかな?

結局、寝不足の所為もあって、半分ぐらい寝てたかな?特に、新潟県内は結構記憶に無い...

会津若松に到着して、次に乗る快速あいづライナーが入線するホームの方を見てみると、もう人が並んでてびっくり。発車までは40分以上あるのに...
慌てて並んで全員分の座席を確保。発車の時には通路まで人がごった返してる状態でした。
こんなに混んでるあいづライナーは初体験。

東武直通車の485系で運転されているあいづライナー。
ムーンライトえちごと同じ485系とは思えないぐらいシートピッチが広がっているのでかなり快適。せめて、この車両で夜行も走ってくれたらなぁ(無理です)

郡山からはほとんどの皆さんが新幹線に乗り換えたのか、黒磯行きの次の電車は余裕で座れました。*3

  • 郡山→黒磯間 2144MM

701系2両

ロングシートでしたが、無事に全員着席。景色はいいんだけど、ロングシートだと旅情がねぇ...

  • 黒磯→宇都宮間 1570M

211系。みのすけはどうしても"東海道線"と曰います。

  • 宇都宮→上野間 666M

旅の最後が、毎日乗ってるE231系。ホッとするやらガックリ来るやら(^^ゞ
一番前のボックスシートで帰ってきました。

東京まで山手線で移動して、一旦改札の外に出てから解散。
参加された皆様、大変お世話になりました。
おかげさまで、青春18切符の旅&きたぐに迎撃が思う存分堪能出来ました。

*1:定期運行時は、B寝台4両、A寝台1両、グリーン車1両、残り4両が自由席でしたが、臨時便ではB寝台6両、グリーン車1両の編成になりました

*2:元は機械式

*3:もっとも、3分後の黒磯行きが発車する時間までには、荷物一杯・子連れの我々はとてもぢゃないけど降りられませんでした...

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