PAJEROのねぐら

旅行記や撮影日記が中心です

PAJEROのねぐら

草津線の思い出を求めて

草津線*1という路線があります。

その昔、まだ幼稚園児の頃、お袋に連れられて滋賀県の寺庄というところに行った時のこと。
途中駅で"キハ35系"を見かけたのをおぼろげながらに覚えています。

なんで車両の系列を覚えているかというと、乗降用のドアが外吊りになっているという極めて特徴的な車両だったから。
(自分が乗ってた車両が何だったかの記憶がないんですよねぇ...ボックスシートの車両だった気もするんですが、はてさて)

10年ちょっと前までは、八高線などで走っていたので、首都圏でも当たり前に見ることができたのに、ふと気が付けば風前の灯。
最後の牙城の一つ、JR線上では唯一残っている久留里線でも新型車両への置き換えが決定。11月中に姿を消してしまうので、最後のチャンスとばかりに撮影&乗車をしに行ってきました。

8月末と10月に息子連れで行ったものの*2、その時は見事に振られ、今回が三回目。
さて、三度目の正直となるか、はたまた二度あることは三度あるとなるか...

朝5時半過ぎに自宅を出発。曇天〜雨が予想された中、東の空には朝焼けが。
天候はこれで期待がもてます。
朝7時過ぎに久留里線の横田〜東横田間の撮影地に到着...したら他に誰も居ないんで拍子抜け。
もしかして、今回もダメだったか...と思っていたところに、他の撮影者の方がいらして、"今日は亀山方にキハ30がつながってるよ"という大変重要な情報を下さいました。

なので、そこから更に待つこと二時間。
お目当ての列車がやって来ました。


927D
D700+AF-S 70-200/2.8G ED VRII
横田〜東横田間にて

影が出ない程度の薄曇り、明るさはバッチリ。
画面右側の車両がお待ちかねのキハ30です。
ドアが外吊りになっているのが特徴的な車両です。
なぜこのようなドアが採用されたかというと、製造当時のディーゼルエンジンが非力であったため、車体を軽量化するのが最優先課題だったため。

この塗色は国鉄気動車の一般色と言って、車両が製造された時の色です。
3年ほど前までは後ろにつながっているのと同じ塗り分けだったのですが、こちらの色のほうがこの車両には似あってると思います。

撮影地を撤収して、キハ30に乗車するべく移動開始。
久留里駅に着いたら、発車前のキハ30がホームにいました。
上総亀山から来た列車と交換していたところだったので、思いがけずそのまま乗車。
本当は、上総亀山から折り返したところに乗車しようと思っていたので、待ち時間が小一時間節約できました。
久留里〜上総亀山〜木更津〜久留里と乗車してから帰宅。
久留里線の全線制覇も期せずして達成してしまいました。


D700+AF-S 70-200/2.8G ED VRII
上総亀山にて。
8月に来たときは大変閑散とした駅でしたが、今回はものすごく人がいっぱいいらっしゃいました。


D700+AF-S 70-200/2.8G ED VRII
木更津駅にて。
車庫で寝ているキハ30と、乗車したキハ30。


D700+AF-S 70-200/2.8G ED VRII
12/1から走り始める新型気動車のキハE130。

息子も模型で見てものすごく気に入ってた車両。
最後の最後で本物を見せて、乗車させてあげる事ができて良かったです。

*1:"草津"とは言っても群馬県草津温泉とは何の関係もなく、滋賀県内を走っているJRの路線です

*2:8月頭にも撮影に行ったんですが、その時は息子を連れて行けなかったので、後々"ズルい〜〜"と怒られたのでした

 Copyright © まさる 2011-2020 All Rights Reserved.