PAJEROのねぐら

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大井川鐵道のSL重連

ここ数年、春に行われていたSLの重連ですが、ようやく今回行ってくることができました。
今年の重連もだいぶ前から告知自体はされていたんですが、SLの重連が実は下り列車だけ、ということに気がついたのは今週になってから。
そうなると、帰りの編成は一体どうなるんだろう?重連は7両で上がってくるだろうから、いくら190号機でも補機なし7両で返すわけにも行かないだろうし、今現在動ける電気機関車のうち一両は電気機関車牽引列車に充当されるし...なんて事を考えながら迎えた当日。兎にも角にも重連列車の撮影に全力をかけることにして、自宅の前で同行の友人と集合。子供たちを叩き起こして自宅を出発したのが4時20分ぐらい。

東京ICから東名に乗って清水ICまで。途中で朝ごはんの買い物をしてから一気に第二橋梁へ。

第二橋梁に到着したのがちょうど朝の8時頃だというのに、既に車を停めるところに難儀する状態...
さすが、門デフのC11 190号機が重連で出てくるだけのことはあります。
幸い、撮影地の確保にはあまり困らなかったので助かりました。

というわけで、安心して朝食♪

待つこと3時間、本日の一本目はSLではなく...


721レ
D700+AF-S 70-200/2.8G ED VRII

E10 1号機牽引の急行列車。普段は後押しの補機として使われているE10が先頭でやって来ました。
キチンとヘッドライトが付いているので、前向きに向かってきているのがわかります。

さらに待つこと約40分。お待ちかねの重連列車がやって来ました。


1003レ
D700+AF-S 70-200/2.8G ED VRII

ギリギリSLの正面も暗くならず、空も1001レの時よりは晴れ間が広がり、なかなかいい条件でやってきた重連列車。
なるべく大きく蒸機を捉えたくてシャッターを切ったのが上の写真。下の写真はC11とC56の2両の機関車の動輪の位相がほぼ揃った貴重な瞬間。*1
大方の予想通り、門デフ装備のC11 190号機が先頭で来てくれました。ラッキー♪

重連が通り過ぎたら急いで撤収、今度は千頭駅へと向かいます。駅の向かい側の河原にある広場に車を止めてからホームへと急いだら、まだ重連の組成のままの機関車が居ました。

この後、待つこと約1時間半。いよいよ機関車大集合の時がやって来ました。


D700+AF-S 70-200/2.8G ED VRII
前半はヘッドマークが付いた状態で。汽笛の一斉吹鳴の瞬間。


後半の5分間はヘッドマーク無し。火が入っているSLを目の前で見られるのはいいもんですね。


門デフの190号機をアップで。

この後、大急ぎで第四橋梁へと向かいます。


1004レ
D700+AF-S 70-200/2.8G ED VRII
さっき101レで上がってきた5両の客車をC11 190号機が単機で牽引していきました。
発車直後のSLはゆっくりだから流し撮りはやっぱり難しい...


102レ
待つこと約40分。1003レで上がってきた客車をC10が牽引して降りて行きました。どうせなら、機関車も運用入れ替えれば良かったのに...(無理難題)

再びホームに戻ったら、まだ手回し式のターンテーブルでの転車体験が出来ました。


時間的にちょうど最後だったし、待たずに済んでラッキー。やはり、走るSLがいなくなるとあっという間に構内が空きますね。


その後は"井川線 遊覧トロッコ貨車"に乗って、一旦千頭を離脱。
川根温泉で温泉に入ってのんびりと休憩します。
15分ほど仮眠をとってから、18時半頃に再び千頭に向けて出発します。
19時ちょい過ぎに千頭に到着。そんな時間に何をしに来たかといえば...


D700+AF 85/1.4D
明日の運転体験に備えて、C56が保火で留置されているのを撮影しに。
蒸気を消費するタービン発電機なんかは切られていましたが、釜の火が保たれている証拠にあちこちから蒸気が
たなびいています。


肉眼だとピント合わせすら困難な状況だったので、上の一枚は車のヘッドライトで照らしましたが、ピント合わせをしたうえで、3分露出をかけて撮ってみました。コレはコレで周辺の明かりだけで撮影したので趣がある一枚...になったかな?


思いつきで、上の二枚を合成してみるとご覧のとおり。日中シンクロのような自然な仕上がりにすることができました。


D700+AF-S ED28-70/2.8D

星空があまりに綺麗だったので、向かいの河原に移動して、撮影した一枚。デジタルになってから星の撮影も楽になりました〜〜

この後、何年かぶりで千頭から静岡に抜ける酷道362号線を抜けて静岡まで。つづら折りがしばらく続く道ですが、21時を過ぎてるだけあって、対向車もほとんど居なく。
途中で夕飯を食べて富士ICから東名へ。渋滞知らずで帰って来れました。自宅に24時半頃について、友人と解散。

とても濃くて楽しい一日となりました♪

*1:C11は動輪直径が1520mm、C56は動輪直径が1400mmなので、どうしても位相がバラバラになります...

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